日欧交渉の起源 : 鉄砲伝来とザビエルの日本開教

書誌事項

日欧交渉の起源 : 鉄砲伝来とザビエルの日本開教

清水紘一著

岩田書院, 2008.12

タイトル読み

ニチオウ コウショウ ノ キゲン : テッポウ デンライ ト ザビエル ノ ニホン カイキョウ

大学図書館所蔵 件 / 75

この図書・雑誌をさがす

内容説明・目次

内容説明

本書の課題は、天文10年代(1540年代)に開始された日本と(ポルトガル・スペイン、明国、東南アジア「南蛮」)との交渉について、関連する史実の基礎的研究を行うことにある。第1部では、日欧交渉の起源、特に始発年次の解明を試みる。第2部では、鉄砲の伝来と最初期における受容・普及の諸過程を、種子島でなされた鉄砲伝来を中心として考察を行う。ことに第5章「「鉄炮記」の基礎的研究」では、「鉄炮記」の全文にわたって、原文・訓読・語釈・要旨・解説を掲げる。第3部では、日本開教の主導者フランシスコ・ザビエルの事績をたどり、その初期布教構想を跡づける。

目次

  • 序章 本書の課題と構成(本書の課題;本書の構成;関連史料と先行研究)
  • 第1部 日欧交渉の初期過程(ポルトガル人の種子島初来年次考;日欧交渉の初期過程)
  • 第2部 鉄砲伝来の初期過程(鉄砲の初期伝来過程;鉄砲の初期普及過程;「鉄炮記」の基礎的研究)
  • 第3部 日本開教の初期過程(ザビエルの「日本国王」認識;ザビエルと新納氏一族;近世日本の「ザビエル」認識)
  • 終章(史実に関する基礎的諸問題;一五四〇年代の歴史的位置)
  • 関係資料(池端文書;上妻隆直「種子嶋譜」(延宝五年六月上旬序);ジョアン・ロドリーゲス『日本教会史』上;エスカランテ・アルヴァラード「報告書」(一五四八年八月一付)日影印(抄))

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

ページトップへ