耽羅紀行
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耽羅紀行
(朝日文庫, . 街道をゆく / 司馬遼太郎著||カイドウ オ ユク ; 28)
朝日新聞出版, 2009.2
新装版
- タイトル読み
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タンラ キコウ
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注記
1990年8月に刊行された朝日文庫「街道をゆく28耽羅紀行」の新装版
内容説明・目次
内容説明
韓国南端の済州島を、そこを故郷に持つ在日の畏友二人を先達に歩く。日本に押し寄せた蒙古軍が馬を肥やした漢拏山麓の草原をめぐり、巫人や海女など古層で日本文化とつながる民俗を訪ねる。繰り返し表れるのは、朝鮮史五百年の停滞をもたらした科挙および朱子学への強い批判と、巻き込まれざるを得なかった民衆への哀憐の情。著者による朝鮮(民族)論の集大成の観がある一冊。
目次
耽羅紀行(常世の国;焼跡の友情;俳句「颱風来」;三姓穴;塋域の記;石と民家;“国民”の誕生;郷校散策;士大夫の変化;北から南への旅;父老とカプチャン;神仙島;モンゴル帝国の馬;森から草原へ;お札の顔;朝天里の諸霊;不滅の風韻;思想の惨禍;車のはなし;故郷;虎なき里;憑きものの話;近くて遠い;シャーマン;泉靖一氏のこと;赤身露体;『延喜式』のふしぎ)
「BOOKデータベース」 より