サイのクララの大旅行 : 幻獣、18世紀ヨーロッパを行く
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サイのクララの大旅行 : 幻獣、18世紀ヨーロッパを行く
東洋書林, 2009.2
- タイトル別名
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Clara's grand tour : travels with a rhinoceros in eighteenth-century Europe
サイのクララの大旅行 : 幻獣18世紀ヨーロッパを行く
- タイトル読み
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サイ ノ クララ ノ ダイリョコウ : ゲンジュウ 18セイキ ヨーロッパ オ イク
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注記
参考文献: p262-263
内容説明・目次
内容説明
時は十八世紀半ば。あるインド植民者の邸宅で、親をなくした子どものサイが飼われていた。サイの名は“クララ”。オレンジとビールとタバコを愛する人なつっこいこのメスのサイを見て、オランダ人船長の脳裏にひとつの名案がひらめく。「こいつを見世物にして、ひと儲けしてやろう!」とはいえサイは、当時のヨーロッパでも知る者がほとんどいない“幻の獣”。体重三トンにまで成長したクララをいったいどう運んで、どう生かせばいいのか!?船長は、三トンの頭痛をかかえることに…。ライデン、ベルリン、ウィーン、ナポリ、パリ、ロンドン…飼い主の執念と愛情よろしく、クララはヨーロッパのほぼ全域を二十年近くかけて巡業し、有名無名の見物人に囲まれて、行く先々でちょっとしたブームをまきおこす—茶目っ気たっぷりの歴史トリビア・ノンフィクション。
目次
- 1 まずはサイを手に入れる—そして海の向こうに送るのだ
- 2 解剖学者と宣伝と—オランダでの地ならしは慎重に
- 3 マリア・テレジア女帝に謁見—特注馬車で神聖ローマ帝国の街道を行く
- 4 マイセン磁器の女神—デューラーのイメージを塗り替えろ
- 5 ライン川の船旅—ハンニバルには負けられない
- 6 ヴェルサイユのデビュタント—流行は追いかけるためにある
- 7 ヴェネツィアはカーニバルのまっさかり—商売に必要なのは心理学だ
- 8 大英帝国の博物誌—クララは永遠に
「BOOKデータベース」 より