源氏物語二つのゆかり : 継承の主題と変化
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源氏物語二つのゆかり : 継承の主題と変化
(新典社新書, 31)
新典社, 2009.3
- タイトル読み
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ゲンジ モノガタリ フタツ ノ ユカリ : ケイショウ ノ シュダイ ト ヘンカ
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内容説明・目次
内容説明
桐壺更衣に端を発し、藤壺、紫の上へとつながる「紫のゆかり」と、桐壺更衣から明石君へと流れる血縁がなす「復権のゆかり」。二つのゆかりは、光源氏の運命を定めた三つの予言の間にたゆたい、長編物語を構築する。表には見えない物語や、作者紫式部の隠された意図をも乗せ、一貫して源氏物語を支えているものとは。
目次
- 1 源氏物語の長編構造—予言とそこに隠されたもの(三つの予言と裏に秘められた運命;帝の素質はあるが、帝にはなれない—予言1 ほか)
- 2 藤壺の物語—桐壺帝は知っていたか(光源氏の運命の女性—内発的な力;輝く日の宮、光源氏 ほか)
- 3 復権のゆかり—明石君の物語(呼称—人の呼び方;明石君という呼称 ほか)
- 4 一人の女性を愛する物語—紫の上(理想的女性、でも平安貴族としては異例;紫の上の登場—無垢の魅力 ほか)
「BOOKデータベース」 より