書誌事項

浜口雄幸と永田鉄山

川田稔著

(講談社選書メチエ, 436)

講談社, 2009.4

タイトル読み

ハマグチ オサチ ト ナガタ テツザン

注記

註: p245-265

索引: p269-276

内容説明・目次

内容説明

第一次世界大戦の未曾有の惨禍は日本指導層に甚大な衝撃をもたらした。もはや進むべき道は国際協調以外にないと対中融和を含む協調路線に賭けた浜口。最終戦争は必至と満蒙・華北領有を含む軍中心の総力戦体制の構築を計った永田。ともにテロに斃れた二人の国家存亡を巡る究極の対立を描く。

目次

  • 第1章 田中義一政友会内閣と民政党総裁浜口雄幸(戦前政党政治の展開;対中国政策をめぐる対立と国際環境;構造改革と議会中心主義)
  • 第2章 浜口内閣期の外交と内政(国際協調と対中融和政策;産業構成の高度化とセーフティ・ネット;海軍軍縮条約問題と浜口の遭難)
  • 第3章 構想の相克(永田鉄山と陸軍中堅幕僚グループ;国家総力戦;国際連盟;中国認識)
  • 第4章 満州事変と永田鉄山(事変前夜;柳条湖事件;北満・錦州攻略と独立国家樹立方針;五・一五事件と熱河作戦)
  • 第5章 統制派と皇道派—陸軍派閥抗争(省部首脳会議;隊付青年将校の国家改造運動;陸軍パンフレットと華北分離工作)

「BOOKデータベース」 より

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