東アジアの政治文化と近代
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東アジアの政治文化と近代
有志舎, 2009.3
- タイトル読み
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ヒガシアジア ノ セイジ ブンカ ト キンダイ
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内容説明・目次
内容説明
18・19世紀の東アジア世界は、「ウエスタンインパクト」(西欧からの衝撃)によって、受動的に西欧化させられたのではなかった。東アジア社会に深く根付いていた共通の政治文化が、西欧文明との接触によって、様々な方向に自己変革していく姿を多面的に描き出し、近世・近代移行期の新しい歴史像をダイナミックに提示する挑戦。
目次
- 序 政治文化論の視座—東アジア史像への可能性を探る
- 1 「国民」の形成と文化(自由民権派壮士の自己認識と施政批判・対外観—一八八七(明治二〇)年前後の言動;「民族主義」の記憶と「秘密結社」—中国近代史における「民族」の生成;文明開化と大衆文化の間隙—三遊亭圓朝の近代)
- 2 法文明の変容(律令法から西欧法へ—副島種臣を手がかりとして;近代中日両国における法律近代化過程の比較—法律近代化推進手法の諸特徴)
- 3 国家と民衆の関係意識(東アジアにおける近代移行期の君主・神観念—救済と平等への待望シンボル;朴殷植における国家と民衆—朝鮮的政治思想・政治文化の葛藤)
- 4 国際関係の軋轢と調整(王国末期首里王府の異国人対応と薩摩藩;一九世紀におけるアイヌへの眼差しと政治文化—アイヌ墳墓盗掘事件)
「BOOKデータベース」 より