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戦争の家 : ペンタゴン

ジェームズ・キャロル著 ; 大沼安史訳

緑風出版, 2009.3-2009.12

  • 上巻
  • 下巻

タイトル別名

House of war : the Pentagon and the disastrous rise of American power

タイトル読み

センソウ ノ イエ : ペンタゴン

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内容説明・目次

巻冊次

上巻 ISBN 9784846109042

内容説明

2001年9月11日、アメリカン航空77便が米国防総省に突っ込んだ。1941年のその同じ日、ペンタゴン=「戦争の家」の起工式が執り行われた。このアメリカの戦争マシーンが、第二次世界大戦、原爆投下、核の支配、冷戦を通じて、いかにして合衆国の主権と権力を簒奪し、軍事的な好戦性を獲得し、世界の悲劇の「爆心」になっていったのか?本書は「戦争の家」と「核」、そしてアメリカの上になおも荒れ狂う「戦争」に関する物語である。そして、その力に歯止めをかけようとして挫折した多くの人びとの証言の記録である。

目次

  • 第1章 1943年ある週の出来事(地獄の底;無条件降伏 ほか)
  • 第2章 絶対兵器(「トルーマンの決断」;スティムソンの弁明 ほか)
  • 第3章 冷戦、始まる(軍務に就く;スティムソンの「9・11」 ほか)
  • 第4章 現実化する被害妄想(スターリンの牙;水爆への「ノー」 ほか)
  • 第5章 転換点(「家」の日々;ベルリンの悪戯 ほか)
巻冊次

下巻 ISBN 9784846109158

内容説明

「戦争の家」=ペンタゴン(国防総省)は、東西冷戦の頂点「ベルリンの壁」「キューバ危機」の勃発で、核攻撃を大統領に迫り、世界は破局の瀬戸際に立つ。今やモンスターと化した「アメリカ帝国」の司令部、ペンタゴンは、大統領さえ翻弄する…。本書(下巻)では、ケネディ時代の「ベルリン」「キューバ」危機以降、ベトナム戦争を経て、ブッシュのイラク戦争に至る、米国及び世界の戦争と破局の危機の現代史を追い、「戦争の家」の知られざる歴史の内幕と世界支配を狙う「アメリカ帝国」化の道を照らし出す一方、核戦争の危機を回避し、平和の扉を開こうとする人びとの闘いの歴史を浮き彫りにする。

目次

  • 第5章 転換点(続き)(新しい情報機関;マクナマラとルメイ ほか)
  • 第6章 悪魔祓い(破壊の現場で;不条理のルメイ ほか)
  • 第7章 流れに抗して(核の神父たち;狂人の理論 ほか)
  • 第8章 終わりなき戦争(剣を鋤に変える;スティムソンに還る ほか)
  • エピローグ(国民の記憶;戦争の常態化 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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