塩の文明誌 : 人と環境をめぐる5000年
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塩の文明誌 : 人と環境をめぐる5000年
(NHKブックス, 1134)
日本放送出版協会, 2009.4
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シオ ノ ブンメイシ : ヒト ト カンキョウ オ メグル 5000ネン
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参考・引用文献: p204-206
Description and Table of Contents
Description
「サラリー」の語源ともなる塩は、人類に必須の資源である。古代から人は塩を得るため、製塩技術を開発し、交易をしてきた。しかし、ときに塩は文明に災厄を招く物質にもなる。その背景には、この地球上に分布する塩などの物質の偏在を、人間の活動がより強めてしまうという大きな問題があった。塩蔵や発酵食品など世界各地の多様な塩の文化を見ると同時に、シュメール文明の崩壊やカリフォルニア最先端農業の困難、消えるアラル海など、塩のもたらす環境危機の仕組みに迫り、塩の二面性から、人間と自然の過去・現在・未来を見つめる。
Table of Contents
- 第1章 塩とはなにか(塩をとる;塩を使う)
- 第2章 塩が生かす生命(生命に必要なもの;塩と食文化)
- 第3章 塩は世界をめぐる(運ばれる塩;森と海の不思議な関係—栄養塩の動き ほか)
- 第4章 塩と文明の興亡(メソポタミア文明崩壊のなぞ;楼蘭王国は塩で滅んだのか ほか)
- 第5章 人類は塩とどうつきあうのか(塩とうまくつきあう;塩ははたして有害か ほか)
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