秋田蘭画の近代 : 小田野直武「不忍池図」を読む

書誌事項

秋田蘭画の近代 : 小田野直武「不忍池図」を読む

今橋理子著

東京大学出版会, 2009.4

タイトル別名

A new reading of Odano Naotake's "Shinobazunoike-zu" : the Akita Ranga school and the cultural context in Tokugawa Japan

秋田蘭画の近代 : 小田野直武不忍池図を読む

タイトル読み

アキタ ランガ ノ キンダイ : オダノ ナオタケ シノバズノイケズ オ ヨム

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注記

欧文タイトルは標題紙裏による

参考文献 (秋田蘭画関連を除く): 巻末p9-14

秋田蘭画全文献 : 年代順 / 今橋理子編: 巻末p22-31

内容説明・目次

内容説明

日本在来の画材を使って、果敢に洋画を描こうとした秋田蘭画派・小田野直武。洋画法を平賀源内に学び、『解体新書』の挿図を担当した画家は、一体誰のために、何を意図してこの画を描いたのか。静寂な風景画に見えるこの一枚のなかには、中国美人画の文学的言説から、同時代の江戸風俗、鑑賞の遊びまでが隠されていた—近代を先取り、近代になってこそ再発見された絵画思考を甦らせる。著者四半世紀の研究にもとづく大作。

目次

  • 「不忍池図」が語るもの
  • 第1部 「不忍池図」が無かった時代(日本近代美術史上の秋田蘭画—平福百穂『日本洋画曙光』再考)
  • 第2部 トポスと象徴—「不忍池図」とは何か(トポスとしての不忍池;池の畔にたたずむ美人)
  • 第3部 視覚の仕掛け—「円窓」試論(円窓の内;框窓と借景—文人たちの窓)
  • 知られざる前衛志向

「BOOKデータベース」 より

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