記念碑論争 : ナチスの過去をめぐる共同想起の闘い (1988〜2006年)

書誌事項

記念碑論争 : ナチスの過去をめぐる共同想起の闘い (1988〜2006年)

米沢薫著

社会評論社, 2009.5

タイトル別名

Der Denkmalstreit

記念碑論争 : ナチスの過去をめぐる共同想起の闘い 「1988〜2006年」

記念碑論争 : ナチスの過去をめぐる共同想起の闘い1988-2006年

タイトル読み

キネンヒ ロンソウ : ナチス ノ カコ オ メグル キョウドウ ソウキ ノ タタカイ 1988 2006ネン

注記

記念碑論争の資料集と包括的文献: p23-24

内容説明・目次

内容説明

2005年5月、ベルリンの壁解体後の広大な空間に「虐殺されたヨーロッパのユダヤ人のための記念碑」が建てられた。しかしそれは最初から激しい論争の中にあった。なぜ「ユダヤ人」だけが記念されねばならないのか、なぜその場所なのか、なぜモニュメントなのか…。厖大な資料から多規にわたる論争が浮上させた問題群を解読。

目次

  • 1 記念碑論争の経緯と諸問題(記念碑論争の前史;記念碑建設運動の始まり;「ベルリンの壁」の崩壊(一九八九年十一月九日)とドイツ統一による論争の転換;記念碑芸術コンペ;コンペ「挫折」後の展開(一九九八年〜);連邦議会の議決に向かって;連邦議会の記念碑建設決議)
  • 2 記念碑の根本的問題—想起の本質とその機能(想起の主体—共同想起と国家アイデンティティー;想起の客体—犠牲者と加害者;想起の方法—記念碑の限界;想起と芸術—ホロコーストの表現(不)可能性)
  • 3 記念碑の実現(記念碑建設工事開始まで;記念碑建設工事の中断と再開—ドイツ企業の戦争責任;「情報の場所」の設立;完成した記念碑とその問題;共同想起に関わる現在の問題)

「BOOKデータベース」 より

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