近衛文麿 : 教養主義的ポピュリストの悲劇
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近衛文麿 : 教養主義的ポピュリストの悲劇
(岩波現代文庫, 学術 ; 218)
岩波書店, 2009.5
- タイトル読み
-
コノエ フミマロ : キョウヨウ シュギテキ ポピュリスト ノ ヒゲキ
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内容説明・目次
内容説明
戦前の人気政治家は、戦争の時代にいかなるリーダーシップを発揮したのか。三度も宰相を務めながら、なぜ日本を破局の淵から救えなかったのか。近衛の栄光と挫折を、教養主義とポピュリズムとの連関から究明し、大衆社会状況下のマスメディアのイメージ戦略に注目して考察した待望の書き下ろし。岩波現代文庫オリジナル版。
目次
- はじめに 近衛文麿の「悲劇」とは何か
- 誕生と学習院
- 一高と教養主義
- 京都大学「白川パーティ」
- 「英米本位の平和主義を排す」とパリ講和会議随員
- 貴族院議員としての活動1—「左傾化する貴族たち」
- 貴族院議員としての活動2—二大政党対立時代と「グレーの風格」
- 貴族院副議長・議長—満州事変、五・一五事件
- 訪米と近衛ファミリー
- 二・二六事件前後
- 第一次近衛内閣の展開—盧溝橋事件から「東亜新秩序声明」まで
- 枢密院議長—平沼・阿部・米内内閣期
- 第二次近衛内閣—三国同盟から松岡洋右外相との確執まで
- 第三次近衛内閣—南部仏印進駐・頂上会談構想・九月六日御前会議
- 太平洋戦争下の近衛
- 東条内閣打倒工作と「近衛上奏文」
- 戦後の近衛—東久迩宮内閣・マッカーサーと新憲法・戦犯指名と自殺
「BOOKデータベース」 より