感覚のレッスン
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感覚のレッスン
角川学芸出版 , 角川グループパブリッシング (発売), 2009.6
- タイトル読み
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カンカク ノ レッスン
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注記
参考文献: p278-281
内容説明・目次
内容説明
感覚の謎は、すべて、「肉の論理」にあるといっても過言ではない。「肉の論理」によって賦活された、これらの「絡繰り」が肉体に仕組まれなければ、感覚は感覚でなくなり、肉体は肉体でなくなるであろう。本書は、したがって、魔術的な論理で彩どられゆく、感覚の機微について書いたことになる。この本は、さらにいえば、神なき時代、せめて、感覚の豊饒を回復するための本である。なつかしさ、ゆかしさ、かけがえのなさ、を肉体に取り戻すための本である。
目次
- 第1章 跨ぎ越し(美食と跨ぎ越し;玩具と跨ぎ越し;フランソワ・ラブレーと跨ぎ越し;跨ぎ越される「わたし」)
- 第2章 抱き合わせ(裏地と抱き合わせ;抱き合わされる「わたし」;目玉と抱き合わせ;ナルシスと抱き合わせ)
- インテルメッツォ(メルロ=ポンティの肉)
- 第3章 絡み合い(マルセル・プルーストと絡み合い;川端康成と絡み合い;道元と絡み合い;絡み合う「わたし」)
- 第4章 嵌め合わせ(死と嵌め合わせ;カミと嵌め合わせ;芥川龍之介と嵌め合わせ;嵌め合わされる「わたし」)
「BOOKデータベース」 より