カント信じるための哲学 : 「わたし」から「世界」を考える
著者
書誌事項
カント信じるための哲学 : 「わたし」から「世界」を考える
(NHKブックス, 1137)
日本放送出版協会, 2009.6
- タイトル別名
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カント信じるための哲学 : わたしから世界を考える
信じるための哲学
- タイトル読み
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カント シンジル タメ ノ テツガク : ワタシ カラ セカイ オ カンガエル
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注記
参考文献: p240-242
内容説明・目次
内容説明
現代に生きるわたしたちは、ひとそれぞれの主観的な感覚や考えを持つ自由と引き替えに、共有する絶対的な真理を失い、猜疑と孤独に陥るしかないのか。カントは、人間の考える力を極限まで吟味し、絶対的な真理は知り得ないという「理性の限界」を証明した上で、人間に共通する〈普遍性〉を、「わたし」の主観の中に見出した。この「アンチノミー」「超越論的哲学」という方法に注目し、デカルトからアーレントまでの「主観」理解と照らしつつ、『純粋理性批判』をはじめ三批判書を、平易に読み解く。若き俊英が、等身大の「わたし」から説きおこす清新なカント入門。
目次
- 序章 “ひとそれぞれ”の時代のカント
- 第1章 近代哲学の「考える力」—合理論と経験論
- 第2章 理性の限界—『純粋理性批判』のアンチノミー
- 第3章 「わたし」のなかの普遍性—感性・悟性・理性
- 第4章 善と美の根拠を探る—『実践理性批判』と『判断力批判』
- 第5章 カントから考える—ヘーゲル、フッサール、ハイデガー、アーレント
- 終章 世界を信じるために
「BOOKデータベース」 より