ディアスポラから世界を読む : 離散を架橋するために
著者
書誌事項
ディアスポラから世界を読む : 離散を架橋するために
明石書店, 2009.7
- タイトル別名
-
ディアスポラから世界を読む : 離散を架橋するために
- タイトル読み
-
ディアスポラ カラ セカイ オ ヨム : リサン オ カキョウ スル タメ ニ
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注記
監修: 臼杵陽
参考文献: p401-406
内容説明・目次
内容説明
西洋近代において周縁化されたユダヤ、アルメニア、カルムイク、ブラック・アトランティックから、東アジアの歴史空間を浮動する回族、華僑、朝鮮、在日、沖縄・奄美まで、国民国家に回収されない人びとの離散を架橋する、脱領域的「ディアスポラ学」の試み。付録として、ロジャーズ・ブルーベイカーの論考「『ディアスポラ』のディアスポラ」を、全訳し収録した。
目次
- 序論 「方法としてのディアスポラ」の可能性
- 序 ディアスポラについて、つねに複数として、かつ横断的に思考する
- 1 ディアスポラと西洋近代(追放から離散へ—現代ユダヤ教における反シオニズムの系譜;故郷を創る—アルメニア近代史に見るナショナリズムとディアスポラ;「三度目で最後の大陸」にいたるまで—カルムイク・ディアスポラの四〇〇年;ユダヤ・ディアスポラとブラック・ディアスポラ—比較・類比・鏡;ディアスポラと本来性—近代的時空間の編制と国民/非国民)
- 2 東アジアにおけるディアスポラ(序 「振り返ってみると」と「ふと気がつくと」—ディアスポラを書くことの認識論;離散と集合の雲南ムスリム—ネイション・ハイブリディティ・地縁血縁としてのディアスポラ;韓国華僑の外なる「故郷」と内なる「祖国」;民族と国民のあいだ—韓国における在外同胞政策;否定の民族主義のゆくえ—在日朝鮮人とディアスポラ;「脱線」からアチャラカへ—下町の「辺境」三ノ輪“界隈”の文化)
- 付録「ディアスポラ」のディアスポラ
「BOOKデータベース」 より