西欧の眼
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西欧の眼
(身体・歴史・人類学, 2)
言叢社, 2009.7
- タイトル読み
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セイオウ ノ メ
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注記
年表: p [160] - [163]
参考文献: 巻末p26-42および本文註節末
内容説明・目次
内容説明
征服者コロンブスを糾弾し、告白を武器として戦ったラス・カサス。先住民の土地の自由な剥奪を賭けて戦われたアメリカ独立革命。植民者たちに抹殺されたコンゴ独立のリーダー、ルムンバ。人類学は「西欧の眼」のなかで育ちつつ、どれだけ西欧自身を対象化しえてきたのか。いかに人類学は、人間存在の“今”を照らし出す想像力を獲得しうるのか。人類学史への再検討から「現代世界」の人類学へ。
目次
- 1(ナショナリズム・マルチナショナル・マルチカルチュラリズム—多文化主義の歴史的文脈;ザイールの崩壊からコンゴ民主共和国へ—「国家建設」は追求されたのか;パトリス・ルムンバ—ひとりの「開化民」の生成と消失)
- 2(神判の解体—アフリカにおける妖術現象の歴史民族学への一視点;歴史人類学の課題—ヒストリアとアナール派のあいだに;構造と歴史—サーリンズの歴史は構造を超えたか)
- 3(両義的西欧と「近代」への問い—ルイ・デュモン『個人主義論考』の余白に;一九世紀のフランス市民社会と人類学の展開—共和主義と人種;個体の倒錯図法へのノート—A・ペルティヨンと人類学の世紀末;アメリカ人類学の発生現場を検証する—モーガンとインディアン「土地問題」へのメモ)
- 4(古代文学と人類学—テクストからフィールドへ;ディディエ・アンジュー紹介—『皮膚‐自我』解説;幻想と現実のはざまのインセスト・タブー—フロイトからレヴィ=ストロースへ;マルセル・モースにおける現実と超現実—シュールレアリズムへ向けた人類学からのいくつかの断片)
「BOOKデータベース」 より