身もフタもない日本文学史
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身もフタもない日本文学史
(PHP新書, 612)
PHP研究所, 2009.7
- タイトル読み
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ミ モ フタ モ ナイ ニホン ブンガクシ
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内容説明・目次
内容説明
日本人がエッセイを書く時、女は清少納言に、男は兼好になる。「枕草子」のように自らのセンスを誇り、「徒然草」のように世の中を叱って己を自慢するのだ。伝統の力の、何と偉大なことよ!希代のパスティーシュ作家が、現代まで連なる日本文学の伝統と、名作の凄さやつまらなさをざっくばらんに語る。「源氏物語」の世界文学史上稀な文体はなぜ生まれたのか。なぜ芭蕉は田舎の悪口を書くのか。なぜ漱石の小説は現代人が読んでもスラスラ読めるのか…。日本文学史の「背骨」をわし掴みにする快作。
目次
- 雑談1 「源氏物語」のどこが奇跡か
- 雑談2 短歌のやりとりはメールである
- 雑談3 エッセイは自慢話だ
- 雑談4 「平家物語」と「太平記」
- 雑談5 紀行文学は悪口文学
- 雑談6 西鶴と近松—大衆文学の誕生
- 雑談7 「浮世風呂」はケータイ小説?
- 雑談8 漱石の文章は英語力のたまもの
- 雑談9 みんな自分にしか興味がない
- 雑談10 エンターテインメントも文学の華
「BOOKデータベース」 より