周縁から見た中世日本
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書誌事項
周縁から見た中世日本
(講談社学術文庫, [1914] . 日本の歴史||ニホン ノ レキシ ; 14)
講談社, 2009.8
- タイトル読み
-
シュウエン カラ ミタ チュウセイ ニホン
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注記
原本は2001年講談社より刊行
年表: p375-384
参考文献: p385-395
索引: p396-403
内容説明・目次
内容説明
国家の求心力が弱かった十二〜十五世紀、列島「周縁部」で起こった国境を越えた人々の自由な活動。安藤氏による津軽・十三湊の繁栄、琉球王国の成立と中継貿易の展開等、海域での国境を越えた交流により、交易を基盤とした自立的な権力は形成された。多様な民俗と文化が織りなす、もう一つの日本史を追い、京都中心の一元的な歴史展開を相対化する。
目次
- 第1部 北の周縁、列島東北部の興起(日本国の東の境界;外が浜と奥州藤原氏;奥州十三湊日之本将軍;日之本地域の解体)
- 第2部 琉球の形成と環シナ海世界(琉球という主体の登場;統一王国の形成;アジアとの交流;尚真王の時代;組織化された島々;アジアの変動のなかで)
- 第3部 海域世界の交流と境界人(海域世界という見方;境界としての対馬島と鬼界ヶ島;港町;移動する人々;海域世界の変貌)
「BOOKデータベース」 より