神道とキリスト教 : 呼応する心意構造
著者
書誌事項
神道とキリスト教 : 呼応する心意構造
彩流社, 2009.7
- タイトル別名
-
God
- タイトル読み
-
シントウ ト キリストキョウ : コオウ スル シンイ コウゾウ
電子リソースにアクセスする 全1件
大学図書館所蔵 件 / 全27件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
注記
参考文献: p173-180
内容説明・目次
内容説明
本書は、日本人の底流に潜む神道(古神道)の世界観(明確な教典がないため『古事記』に依拠)と『聖書』の世界観とを、創世神話、人間の誕生神話と自然と人間との関係、人間の存在意義、罪と罰、さらに神のイメージや象徴などについて、主に双方の「創世神話」を軸として比較・検証を試みた。そこから見えてきたものは、最終的に意識の表層に現われた時、全てを一つの神か、神々の集まりが全てか、という世界の捉え方の違いでしかなく、この「神中心」という心意構造の元型は、共通するものであった。すなわち、「神との対面」、「神とのいのちのふれあい」などの神体験による真摯な信仰心はキリスト教をはじめとする『聖書』の世界観と神道の世界観を包み、ともにその中心になっている。
目次
- 第1章 『聖書』と『古事記』の創世神話(「創世記」と『古事記』の天地の始まり;水の分割と大地の誕生;「天の大空」ラキハと動くもの;人間の誕生)
- 第2章 人間—神の像と罪あるもの(人間の誕生—「土」と「肉」としての人間の関係;罪と汚れ—失われた楽園;霊魂観—「神の像」と「御霊」)
- 第3章 「神」のイメージ—象徴の神話(雷と火の柱—「燃えさかる炎」としての神のイメージ;他界としての山上の聖域—山と神の関係;蛇に関する対立する二つの象徴的意味;命の水)
- 第4章 『聖書』の世界観と神道の世界観(神観念—「真心」と「神との対面」;聖なるもの)
「BOOKデータベース」 より