中世鎌倉美術館 : 新たな美的意義をもとめて

書誌事項

中世鎌倉美術館 : 新たな美的意義をもとめて

岩橋春樹著

(有隣新書, 67)

有隣堂, 2009.7

タイトル別名

中世鎌倉美術館 : 新たな美的意義をもとめて

タイトル読み

チュウセイ カマクラ ビジュツカン : アラタ ナ ビテキ イギ オ モトメテ

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内容説明・目次

内容説明

平安の王朝美を斬新に継承した鶴岡八幡宮の籬菊螺鈿蒔絵硯箱、禅宗文化の導入により、中国式リアリズムを反映させた建長寺の蘭溪道隆像、鎌倉五山系詩画軸の代表的作例である賢江祥啓の巣雪斎図など、中世鎌倉には多彩な美術史的展開があった。本書は、著者独自の視点から、絵画を中心に特色ある作品を選び出し、それらと対話しながら、鎌倉の地にあった人々の美意識を明らかにする。

目次

  • 第1室 鎌倉人の美意識(籬菊螺鈿蒔絵硯箱—草創期の美学;頬焼阿弥陀縁起—鎌倉スタンダード;金沢四将像—鎌倉武士の風貌;日課観音図—白描画の品格;浄光明寺敷地絵図—古絵図の風景;漆絵椀・皿—中世遺跡出土の絵画資料)
  • 第2室 鎌倉禅の造形(鎌倉時代頂相図—禅僧列影;秋澗道泉像—画像復元;夢窓疎石像—頂相彫刻展示論;清拙正澄墨蹟 遺偈—魂の象形;猿猴図—建長寺公用の牧谿猿;仏日庵公物目録—私見三題)
  • 第3室 室町ルネサンス(巣雪斎図—形式美の世界;玉隠英〓(よ)像—画家を問う;遊行上人縁起絵巻—錯綜する画風;地蔵十王図—異彩の地獄絵;荏柄天神像—空飛ぶ大天神;幻の便画面—『梅花無尽蔵』にみられる画事)

「BOOKデータベース」 より

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