書棚と平台 : 出版流通というメディア

書誌事項

書棚と平台 : 出版流通というメディア

柴野京子著

弘文堂, 2009.8

タイトル別名

出版流通のメディエーション : 近代日本の購書構造

タイトル読み

ショダナ ト ヒラダイ : シュッパン リュウツウ トイウ メディア

注記

修士論文「出版流通のメディエーション : 近代日本の購書構造」 (2007年, 東京大学) に大幅な改稿を施したもの

文献一覧: p224-236

内容説明・目次

内容説明

メディアとしての出版流通が、読者にひらく可能性とはなにか?日本の出版産業は、流通に最大の特徴がある。人が本と出会い、選び、買って読むということが、どのような場面で、どのような動機や文脈をもって行われ、誰によって形成されてきたのかを、出版産業・流通史をもとに検証する。

目次

  • 第1章 メインストリームの系譜(近代メディアの産声;出版メインストリームの形成;「世界最高のシステム」建設へ)
  • 第2章 赤本の近代(近代赤本の登場;赤本の周縁化と特価本市場;流通の体制化と赤本)
  • 第3章 購書空間の変容(棚の購書空間;開かれる購書空間)
  • 第4章 近代テクノロジーとしての取次(卸という近代性;雑誌流通のミッション;さまよう「書籍」と近代の相克)
  • 第5章 出版流通の力学(「本屋」と「書店」の意味変容;「書店」と出版流通のダイナミズム)

「BOOKデータベース」 より

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