風の靴
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風の靴
講談社, 2009.3
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カゼ ノ クツ
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注記
画: 柏村勲(カバー,見返し), 服部華奈子(挿絵)
内容説明・目次
内容説明
海を渡る風を見ているときと同じ顔だった。陸で話していたのに。「自分のからだが透明になって、船とひとつになって、駆けていくんだ。」—そうなんだ。おじいちゃんが、風に靴を履かせる。風が靴を履いて、大海原を駆けていく。そんなふうに、ウインドシーカー号は走る。あふれる光のなか、きらめく波を切って。僕らの船は、風の靴になって、どこまでもどこまでも駆けていく。海が空にふれてひとつになり、空が天にとどくはるか高みまで。「かはたれ」「たそかれ」の作者朽木祥の新境地—。
「BOOKデータベース」 より