東アジアにおける犁耕発達史

書誌事項

東アジアにおける犁耕発達史

武藤軍一郎著

中国書店, 2009.9

タイトル読み

ヒガシアジア ニオケル リコウ ハッタツシ

大学図書館所蔵 件 / 58

この図書・雑誌をさがす

注記

索引: p342-347

内容説明・目次

内容説明

農業の発展は、土の耕起、整地手段の発達に大きく依存している。鍬耕から犂耕への移行は、耕起作業能率を著しく高めた。本書は東アジアにおける犂耕の発達を社会、農業の発展との関係で見たものである。中国では華北の乾地農法と犂、華南の水田農法と犂として捉えられる。朝鮮半島における犂の多様性と整地農具の驚くべき多種類と機能分化を自然条件と農法から明らかにしている。もっとも遅く犂耕を始めた日本では、東日本における耕起が明治後期まで鍬耕であったことを立証し、その原因にせまっている。

目次

  • 序章 世界の農耕と農具
  • 第1部 中国における犂耕史(華北農耕と華南農耕;農耕の進展と農具;三国時代から隋時代以前まで;隋〜元時代の農耕と犂の発達;明清時代の精耕細作技術の発展と犂の形態;20世紀の犂の発達)
  • 第2部 朝鮮半島における農業と犂耕の発達(朝鮮半島の自然条件;朝鮮半島の農業と農具、とくに犂の発達;近代朝鮮半島における犂を中心にした農耕;朝鮮半島における犂の分布;20世紀、朝鮮半島の犂耕段階—高橋昇の著作に依拠して)
  • 第3部 日本犂耕発達史(日本人と稲作の起源;古代から奈良時代の農耕と農具の発達;奈良時代から戦国時代における農耕と犂耕;江戸時代における農耕と犂;明治初期における犂の発達と全国への普及;全国への犂耕の普及はどのように行われたか;大正期以降の犂の発展)

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

ページトップへ