ヴァーグナーの「ドイツ」 : 超政治とナショナル・アイデンティティのゆくえ
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ヴァーグナーの「ドイツ」 : 超政治とナショナル・アイデンティティのゆくえ
青弓社, 2009.10
- タイトル別名
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ヴァーグナーのドイツ : 超政治とナショナルアイデンティティのゆくえ
- タイトル読み
-
ヴァーグナー ノ ドイツ : チョウセイジ ト ナショナル アイデンティティ ノ ユクエ
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注記
博士論文「近代ドイツのナショナル・アイデンティティと音楽 : (音楽の国ドイツ)の表象をめぐる思想史的考察」 (東京大学, 2005年) を基に大幅に加筆修正したもの
参考文献一覧: p377-388
内容説明・目次
内容説明
音楽によって「真のドイツ」を打ち立てようとした作曲家リヒャルト・ヴァーグナー。三月革命や統一戦争で国家の輪郭が激しく揺れ動いた時代、複数の「ドイツ」がせめぎあうなか、超政治としての芸術を実践した彼の「ドイツ」はいったいどこに向かったのか。19世紀ドイツのナショナリズムを新たに問い直す音楽史。
目次
- 第1章 出発点としてのコスモポリタニズム—最初期のオペラと著作にみる「ドイツ的なもの」(一八三四‐三九年)
- 第2章 パリでの挫折を経て—「フランス的なもの」に対する批判意識の芽生え(一八三九‐四二年)
- 第3章 ドレスデン時代—革命期の思想にみる「ドイツ的なもの」の理念(一八四二‐四九年)
- 第4章 『未来の芸術作品』と民衆の理念—チューリヒ亡命時代・1(一八四九年)
- 第5章 『オペラとドラマ』にみる「ドイツ的なもの」—チューリヒ亡命時代・2(一八五〇‐五一年)
- 第6章 祝祭劇場の構想とドイツへの帰国の途(一八五二‐六四年)
- 第7章 「最もドイツ的な国家」としてのバイエルン—ミュンヘン時代(一八六四‐六五年)
- 第8章 ドイツ統一戦争とヴァーグナー—トリープシェン時代(一八六六‐七〇年)
- 第9章 新生ドイツ帝国の誕生と「ドイツ的なもの」のゆくえ—ヴァーグナーの一八七一年
- 第10章 「ドイツ」はいずこに?—バイロイト時代(一八七二‐八三年)
「BOOKデータベース」 より