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ハプスブルク家の光芒

菊池良生著

(ちくま文庫, [き-27-1])

筑摩書房, 2009.10

タイトル読み

ハプスブルク ケ ノ コウボウ

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注記

参考文献一覧: 巻末pi-iv

1997年9月作品社刊

内容説明・目次

内容説明

オーストリアの一地方豪族から、ヨーロッパのみならず新大陸までを影響下におく大帝国を築き上げたハプスブルク家。絶頂の極みにあって、光輝くほどに翳もまた深くなる。帝国のそこかしこには衰退の兆しが見え隠れし、やがてはそれに呑み込まれることとなった。王権を可視化する装置としての祝祭空間につかの間の栄光を幻視し、歴史の転換点で繰り広げられた人間ドラマを、愛情をこめて描き出す歴史エッセイ。

目次

  • アレゴリー船よ、さらに彼方へ!—カール五世、壮麗に逝く
  • スペイン・ハプスブルクの光と翳—フェリペ二世と異母弟ドン・ファン
  • 結婚、政略、ああ血脈!—オーストリア大公カールの嫁取り
  • メラヴィリア—レオポルト一世のバロック
  • 女帝マリア・テレジアの娘たち—女帝を巡る「世界史としての個室」
  • ゲーテが目にした戴冠式—帝国消滅、吾ガ事ニ非ズ
  • 異人の妻子—ナポレオンの妻と忘れ形見ライヒシュタット公
  • 死への儀式—マクシミリアン最後の一日
  • おもしろうてやがてかなしき…—会議は踊った
  • 髑髏から逃げる!—流浪の后妃エリザベート
  • 祝祭する王家の身体—フランツ・ヨーゼフ一世皇帝陛下御在位六十年慶祝パレード
  • オーラが消えた—フランツ・ヨーゼフ一世とともに壊れゆく帝国

「BOOKデータベース」 より

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