フロム・ヘル
著者
書誌事項
フロム・ヘル
みすず書房, 2009.10
- 上
- 下
- タイトル別名
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From hell
フロムヘル
- タイトル読み
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フロム ヘル
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注記
翻訳参考図書: 下巻末
内容説明・目次
- 巻冊次
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上 ISBN 9784622074915
内容説明
いわゆる「切り裂きジャック」の連続殺人事件が本作のモチーフ。ノンフィクション・ノベルに奇想をはめこんだような巧妙なプロットに、作者の本領たるダイナミックな構成力、奥行きのある世界観・人間観が活かされている。丹念に再現されたヴィクトリア朝末期の英国社会に、いくつもの象徴が生み出す複雑な磁場がはりめぐらされる。小説的な読み心地と鮮烈な絵の力を兼ね備え、サスペンスとイリュージョンに満ちた、無類のエンターテインメント。鬼才として知られるコミック原作者によるグラフィック・ノベルの傑作。
- 巻冊次
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下 ISBN 9784622074922
内容説明
上巻で丁寧に用意した数々の物語装置が殺人者の心理の最深部に肉迫するクライマックスへ、さらに濃密な事件の顛末へとなだれこむ下巻。物語を読み終わるすべての読者が、カタルシスを味わうだろう。ホワイトチャペル連続殺人の“史実”を偏執的なほどのストイックさでたどっているが、本作が再現を試みているのはむしろ、ヴィクトリア朝末期の英国社会である。ホークスムアの建築とロンドンの街、フリーメイソン、君主制、階層間の極端な格差などの要素が組み込まれている。スラム街の娼婦から女王まで、すべての階層に充満する不安とパラノイアの底に、革新と大量殺戮の20世紀が準備されつつある時代。それらの要素の結節点として一つの殺人事件を描きながら、歴史と神話の構造への畏怖と眩暈が表現される。巻末には補遺として、各ページの註解と、切り裂きジャックをめぐる言説をテーマにした短編が付録されている。著者のねらいや、埋め込まれた仕掛け、サイド・ストーリーを味わい尽くすための手がかりが、この補遺にある。
「BOOKデータベース」 より
