あの作家の隠れた名作
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あの作家の隠れた名作
(PHP新書, 636)
PHP研究所, 2009.11
- タイトル読み
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アノ サッカ ノ カクレタ メイサク
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内容説明・目次
内容説明
「代表作」ばかりが名作ではない。作家たちが残した数々の小説のなかには、あまり知られていないけれども極めておもしろい作品が存在する。そこには、作家の意外な一面や素顔がちらりと顔をのぞかせることも。裏まで奥まで、丹念に読めば読むほど深まる、小説の愉悦がここにある。夏目漱石、谷崎潤一郎、芥川龍之介、太宰治といった文豪はもちろん、萩原朔太郎、宮沢賢治、近年再評価の進む尾崎翠や、現在活躍する多和田葉子など、彩り豊かな作家十二人が勢ぞろい。あなたにとっての名作が、きっと見つかる。
目次
- 進化論を超えて—夏目漱石『趣味の遺伝』
- 輸入品としての「気分」—谷崎潤一郎『人魚の嘆き』
- 逆さまから見る世界—萩原朔太郎『猫町』
- 語り手は「私」ではない—芥川龍之介『蜜柑』
- 「法」と「道徳」—宮沢賢治『月夜のけだもの』
- 重ね合わされる秘密—尾崎翠『無風帯から』
- 淋しいフェティシズム—川端康成『片腕』
- 眩暈のような自意識—梶井基次郎『泥濘』
- 自分を超える自分—太宰治『女生徒』
- 言葉と戯れる恋人たち—吉行淳之介『夕暮まで』〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より