ほんとうの「食の安全」を考える : ゼロリスクという幻想
著者
書誌事項
ほんとうの「食の安全」を考える : ゼロリスクという幻想
(DOJIN選書, 28)
化学同人, 2009.11
- タイトル別名
-
ほんとうの食の安全を考える : ゼロリスクという幻想
- タイトル読み
-
ホントウ ノ ショク ノ アンゼン オ カンガエル : ゼロ リスク ト イウ ゲンソウ
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注記
参考文献およびサイト: p212-217
略語一覧: p218-222
内容説明・目次
内容説明
食品添加物は危険なのか?残留農薬の基準値超過で回収・廃棄の対応は世界の常識なのか?ビタミンでがんの予防ができるのか?オーガニックは優れているのか?巷にあふれる食をめぐるさまざまな情報。どの情報が信頼に足るものなのだろうか?メタミドホス、マラカイトグリーン、トランス脂肪酸、メラミンなどの実際の事例も参照しながら、残留農薬の基準値の設定の仕方やその値の意味、発がん物質のリスク評価の方法を紹介していく。食品の安全情報を複眼的にとらえた、目から鱗が落ちる一冊。
目次
- 第1章 「基準値」はいかに決まるか(残留農薬はすべて“危険”なのか?;天然は常に“安心”なのか?;安全基準は厳しければよいのか?;参考にする値はなにを用いたらよいのか?)
- 第2章 発がん物質のリスクの大きさをどう考えるか(発がん性とはなにか;発がん性のリスク評価;健康的な食生活にもっとも大切なことはなにか?)
- 第3章 食品のリスク分析はどのようになされているか(魚中メチル水銀のリスク分析;トランス脂肪酸のリスク分析;緊急時のリスク分析;リスクとどう付き合うか)
- 第4章 食品の有効性をどう評価するか(抗肥満薬はなせ薬なのか?;ビタミン剤でがんの予防ができるのだろうか?;健康強調表示の“科学的根拠”とはなにか;健康的な食生活とは)
- 終章 健康的な食生活を送るために—科学リテラシーを育む(食の安全の本質はなにか?;ジャガイモから考える食の安全)
「BOOKデータベース」 より