暦と天文の古代中世史
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暦と天文の古代中世史
吉川弘文館, 2009.12
- タイトル読み
-
コヨミ ト テンモン ノ コダイ チュウセイシ
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注記
索引: 巻末p1-10
内容説明・目次
内容説明
暦とは何か。暦面の日記や紙背の典籍は、貴重な史・資料である。暦の年次比定を行い、記主を推定。その史料的意義を問う。また暦法の復元的検討や、実際の天体現象と合致しない記事の分析を通じて、人びとの心性を探る。
目次
- 第1部 具注暦の研究(史料としての具注暦;天理図書館蔵『文禄元年具注暦』調査報告—実は四百年溯る具注暦;天理図書館蔵『応永三年具注暦』調査報告—新出観智院賢宝日記と講式;新出『除目申文抄』写本の紹介と考察—天理図書館蔵『正安二年具注暦』・『建治元年具注暦』調査報告;天理図書館蔵『元亨三年具注暦』調査報告—未紹介『右近衛中将某日記』を付す;天理図書館蔵『寛元四年具注暦』調査報告—紙背『厳真律師潅頂記』を付す)
- 第2部 古代の暦法(大衍暦における進朔について—天平宝字八年〜貞観三年の日付の問題;百万塔墨書銘に見える暦日の問題—神護景雲二年三月は大か小か;宣明暦の没日・滅日について—正日にあらざるゆえ用いるべからず)
- 第3部 中世史料と天文・暦日(鎌倉時代における暦日の人為的変更について;『玉葉』に見える惑星記事の考察;坂東武者は惑星の変を怖れたか—『吾妻鏡』に見える惑星記事の検証;『吾妻鏡』に見える日蝕記事の検証—東国武家社会における日蝕の扱い;『吾妻鏡』に見る鎌倉武士の方違え)
「BOOKデータベース」 より