明治国家と雅楽 : 伝統の近代化/国楽の創成
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明治国家と雅楽 : 伝統の近代化/国楽の創成
有志舎, 2009.12
- タイトル別名
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明治国家と雅楽 : 伝統の近代化国楽の創成
- タイトル読み
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メイジ コッカ ト ガガク : デントウ ノ キンダイカ コクガク ノ ソウセイ
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注記
付表 明治・大正・昭和戦前期の楽師一覧: 巻末p11-21
内容説明・目次
内容説明
明治国家は、国内では宮廷や軍隊・学校で行われる儀礼を荘厳し、国際的には近代国家・日本を表象する重要アイテムとして、早くから音楽に注目した。そして、その重要な一端を担ったのが、長い伝統をもつ雅楽とその演奏者(楽師)たちであった。旧来の雅楽伝承制度は改革され、楽師たちは西洋音楽を兼修し、近代歌謡をも創出していく。近代国民国家の要請に翻弄されながらも、職業的音楽集団としての矜持をつらぬいた彼らの姿を通して、近代日本音楽の創成期を新たな角度から描き出す。
目次
- 序章 明治国家における雅楽の位相
- 第1章 幕末の宮中行事における雅楽
- 第2章 近代雅楽の創始—明治三年雅楽局設置前後
- 第3章 幕末維新期の雅楽再編
- 第4章 近代日本の皇室葬祭と音楽
- 第5章 明治前期の新しい音楽表現—讃美歌・保育唱歌・唱歌・軍歌
- 第6章 雅楽伶人の新しい音楽活動—明治十一年の式部寮雅楽課
- 第7章 近代日本における雅楽音階と儀礼曲・儀式唱歌
- 第8章 近代雅楽の分岐点—明治三十年の宮内省式部職雅楽部
- 終章 明治後期から大正・昭和期の宮内省式部職楽部
「BOOKデータベース」 より