戒厳 : その歴史とシステム
著者
書誌事項
戒厳 : その歴史とシステム
(朝日選書, 864)
朝日新聞出版, 2010.2
- タイトル読み
-
カイゲン : ソノ レキシ ト システム
大学図書館所蔵 件 / 全119件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
内容説明・目次
内容説明
文学作品や映画のテーマにもしばしば使われ、紛争諸国ではいまなお身近な「戒厳」。近隣諸国では、台湾が38年間戒厳下にあったし、韓国では光州事件時、中国では天安門事件時に実施されている。また、2003‐04年インドネシアのアチェ州、2009年フィリピンのマギンダナオ州での戒厳は記憶に新しい。明治憲法下の日本でも、日清日露戦争、二・二六事件…非常事態に布かれた。歴史の出来事のように見えるが、有事法制と自衛隊のある現代日本も、じつはミサイル迎撃や大震災の際などは無関係ではない。本書では、軍法務の第一人者がその本質を、法令と近代以降の実施例から徹底検証し、法令上の「戒厳」と現実の「戒厳」の乖離を明らかにしていく。
目次
- 第1部 戒厳令成立の道程(市民の安寧を護るために;軍備拡充の申し子;登場した戒厳令;明治憲法下に入った戒厳令)
- 第2部 戒厳の実際(真正戒厳は明治期だけ;明治・大正期の行政戒厳;昭和期も行政戒厳)
- 第3部 戒厳の影(太平洋戦争時における未発の戒厳;自衛隊と戒厳)
「BOOKデータベース」 より