源氏物語の始原と現在 : 付バリケードの中の源氏物語

書誌事項

源氏物語の始原と現在 : 付バリケードの中の源氏物語

藤井貞和著

(岩波現代文庫, 文芸 ; 160)

岩波書店, 2010.2

タイトル別名

源氏物語の始原と現在 : 付 : バリケードの中の源氏物語

タイトル読み

ゲンジ モノガタリ ノ シゲン ト ゲンザイ : フ バリケード ノ ナカ ノ ゲンジ モノガタリ

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注記

本書は三一書房版(1972)を底本とし未収録論考も収めた新編集版

内容説明・目次

内容説明

夜のしじまに語られた源氏物語生成に関わる深い闇、異界との緊張。学園紛争の時代、若き日の著者はカオスの中で、物語の生成と展開を渾身の力で解明し、既存の国文学研究に反旗を翻して読者の熱い共感を呼んだ。源氏研究の新たな地平を拓いた労作。話題作「バリケードの中の源氏物語」を付す。

目次

  • (物語のために—わが物語学序説;芸術の発生の日本的構造;物語の発生する機制;異郷論の試み—物語史を索めて・一側面)
  • 2(光源氏物語の端緒の成立;光源氏物語のもうひとつの端緒の成立—小説と物語と;光源氏物語主題論;王権・救済・沈黙—宇治十帖論の断章)
  • 3(源氏物語の近代と予感—研究あない;解体する時間の文学—源氏物語の現在;わが詩史・物語史)
  • 付 バリケードの中の源氏物語—学問論への接近の試み

「BOOKデータベース」 より

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