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交感する中世 : 日本史と中国史の対話

網野善彦, 谷川道雄著

(MC新書, 044)

洋泉社, 2010.3

タイトル読み

コウカン スル チュウセイ : ニホンシ ト チュウゴクシ ノ タイワ

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注記

原本は1988年にユニテより刊行

内容説明・目次

内容説明

日本中世史と中国中世史を研究する二人の泰斗が、体験を共有する戦後歴史研究の歩みを確認しながら、東アジア民衆の「自由」、日本社会の二元性、日本と中国の「非農業民」、日本の「東と西」と中国の「南と北」、天皇制、「賎民」の比較などをテーマに、1986年の秋に語り合った注目すべき対話集である。当時、網野は50代後半、谷川も60歳といった脂ののった時期の精力的な仕事であり、特に網野にとっては、アジア史関係者との数少ない対話となっており、「網野史学」が日本列島史の範疇を超えて、東アジアの中でどこまで有効であるのかを検証した貴重な記録でもある。

目次

  • 第1部 中世社会論をめぐって—日本(戦後歴史学の現在;日本の中世社会—領主制論をめぐって;天皇制における二重の関係;庶民の自律的世界)
  • 第2部 中世社会論をめぐって—中国(豪族共同体論の形成;中国社会の「自由」;中国社会の核)
  • 第3部 歴史像の解体と創造(多元と統一;解体と創造;新しい方向)

「BOOKデータベース」 より

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