プラトン『国家』における正義と自由
著者
書誌事項
プラトン『国家』における正義と自由
知泉書館, 2010.3
- タイトル別名
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プラトン国家における正義と自由
- タイトル読み
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プラトン コッカ ニオケル セイギ ト ジユウ
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注記
索引・引照箇所索引: 巻末p1-13
参考文献: 巻末p15-26
内容説明・目次
内容説明
著者はプラトンの正義が魂の内なる秩序であることに注目し、また自由を「抑制された自由」として捉えることにより、正義と自由が必ずしも相容れないものではないことを明らかにする。さらにプラトンが初期対話篇では自由に対し否定的であったが、中期の『国家』を転換点として後期対話篇の『法律』では肯定的になっていった思想的変遷を示す。新たな視覚から『国家』に光を当て独自の見方を示すとともに、現代の自由主義理解のみを唯一、真正とする通念に問題を提起した意欲的な作品である。
目次
- 第1章 問題の所在
- 第2章 方法
- 第3章 国家
- 第4章 魂
- 第5章 自己
- 付論1 プラトンの体育論
- 付論2 プラトン『国家』における「女性の劇」の射程
「BOOKデータベース」 より