アテネ民主政 : 命をかけた八人の政治家

書誌事項

アテネ民主政 : 命をかけた八人の政治家

澤田典子著

(講談社選書メチエ, 465)

講談社, 2010.4

タイトル読み

アテネ ミンシュセイ : イノチ オ カケタ ハチニン ノ セイジカ

注記

主な参考文献: p264-270

関連年表: p274-275

内容説明・目次

内容説明

「アテネの政治指導者であることの条件を表す言葉を一つだけあげるとしたら、それは『緊張』だろう」(M・I・フィンリー)。数多くの市民が直接政治に携わり、特定の個人に権力が長期間集中するのを極力避ける、という徹底した直接民主政を約一八〇年にわたって安定持続させた古代ギリシア屈指のポリス、アテネ。成功すれば最大限の名誉を与えられ、ひとつ間違えば弾劾裁判で死罪になるという「緊張状態」にさらされながら、政治家であろうとした八人の男たち。その生の軌跡を追うことで見えてくる、古代ギリシア精神の真髄と民主政治の原点とは。

目次

  • アテネ民主政という世界
  • 名門貴族の時代(僭主の香りする勇士ミルティアデス;一匹狼の策士テミストクレス;貴族のなかの貴族キモン)
  • 弁論術の時代(最後のカリスマ指導者ペリクレス;典型的なデマゴーグクレオン)
  • 英雄不在の時代(民主政復興の英雄トラシュブロス;したたかな名将イフィクラテス)
  • マケドニアの時代(反マケドニアの闘士デモステネス)
  • アテネ民主政とは何だったのか

「BOOKデータベース」 より

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