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能と古注釈書

神田裕子著

笠間書院, 2010.3

Other Title

能と注釈書 : その古典世界をめぐって

Title Transcription

ノウ ト コチュウシャクショ

Available at  / 85 libraries

Note

笠間書院版

学位論文「能と注釈書 : その古典世界をめぐって」 (2009年, 早稲田大学文学研究科) を改訂したもの

年表あり

Description and Table of Contents

Description

室町時代、世阿弥によって大成された「能」という演劇の基盤は何であったのか。能作品を生み出した重要な文学的基盤のひとつである、伊勢物語古注釈書を探ることから、その秘密に迫る。また能の芸能的基盤として重要な、鎌倉中期の歌謡、宴曲(早歌)からも考えていく。近世文化全体を見通したうえで、能を書誌学的調査から新たに捉え直す書。「伝二条為兼筆冷泉家流伊勢物語抄」「謡抄」など初公開資料多数。

Table of Contents

  • 第1章 能の文学的基盤—伊勢物語古注釈の世界(伊勢物語注釈書に関する先行研究;冷泉家流伊勢物語古注の原型;「十巻本伊勢物語注」について—「伝二条為兼筆冷泉家流伊勢物語抄」;冷泉家流伊勢物語注の末書—「伝心敬筆伊勢物語注」について)
  • 第2章 能の注釈書と古典世界(「謡抄」と古典世界—紹巴注を中心に;伊勢物語を題材とする能の注釈内容;古活字「謡抄」守清本の書誌学的研究;古活字「謡抄」単辺十二行本の書誌学的研究;整版「童舞抄」の書誌学的研究—本能寺版古活字本との関連を中心に)
  • 第3章 能の芸能的基盤—宴曲の世界(宴曲研究史概要;金春宗家蔵『宴曲集巻第一』をめぐって;宴曲と天台の秘伝—“三嶋詣”の場合;宴曲“三嶋詣”に見る古典世界;明治期における宴曲研究)
  • 〔附録〕金春宗家蔵『宴曲集巻第一』影印・翻刻・解題

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Details

  • NCID
    BB01970568
  • ISBN
    • 9784305705020
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Place of Publication
    東京
  • Pages/Volumes
    ix, 306, 13p, 図版4p
  • Size
    22cm
  • Classification
  • Subject Headings
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