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周恩来秘録 : 党機密文書は語る

高文謙著 ; 上村幸治訳

(文春文庫, [コ-19-1], [コ-19-2])

文藝春秋, 2010.5

タイトル読み

シュウ オンライ ヒロク : トウ キミツ ブンショ ワ カタル

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注記

2007年3月刊の文庫化

叢書番号はブックジャケットによる

地図1 中華人民共和国略図: 上 p [18]-[19], 地図2 長征コース略図 (1934年10月-1935年10月): 上 p83

付録 「周恩来秘録」年表: 下 p414

内容説明・目次

巻冊次

上 ISBN 9784167651688

内容説明

「大宰相」周恩来のイメージを覆す衝撃の書—。中国共産党の周恩来研究委員会の長を務めていた著者は、公式『周恩来伝』の執筆担当者として、周に関する詳細な記録を閲覧できる立場にいた。天安門事件を機にアメリカに渡って十数年、これまで存在を知られていなかった資料を縦横に駆使し、ついに大宰相の実像をあらわにする。

目次

  • 第1章 毛沢東との恩讐の発端(毛に許しを請う最期の日々;五四運動の風雲の中で出会う ほか)
  • 第2章 文化大革命がはじまる(フルシチョフ秘密演説が、毛沢東に衝撃を与えた;周恩来が毛と劉の対立を調停する ほか)
  • 第3章 周恩来の二重役割(二役を兼ねながら乱に対応;“新文革と旧政府”の対峙 ほか)
  • 第4章 劉少奇を手にかける(懐仁堂事件;過去文書の影 ほか)
  • 第5章 文革陣営が割れた(堂九回大会の政治報告の波紋;林彪問題を片付けることにする ほか)
巻冊次

下 ISBN 9784167651695

内容説明

毛沢東と周恩来の関係は、革命家としての友情と信頼に結ばれていたとされてきた。しかし実際には毛は、総理として着々と成果を上げ、国民的人気も高い周に最後まで猜疑心を抱き続け、蹴落とそうとしていた。嫉妬に狂った最高権力者のもとで周はどのように生き延びようとしたのか。極秘資料から明らかにする。

目次

  • 第6章 林彪の死、この致命的な一撃(「批陳射林」の手配;顧みられぬ緩衝材 ほか)
  • 第7章 難局を切り抜けられず(周恩来は林彪の死になぜ号泣したのか?;毛、病中の権力委譲を後悔 ほか)
  • 第8章 「ニクソン訪中」の波紋(米国と結んでソ連を叩く;何事も初めが難しい ほか)
  • 第9章 儒家批判 周打倒の声のなかで(批林批孔運動;政治危機と戦う ほか)
  • 第10章 周恩来の死 毛沢東時代の終焉(理論的誤謬に攻撃転換;暗雲立ち込める日々 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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