戦後児童文学史の未解決点

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戦後児童文学史の未解決点

宮崎芳彦著

てらいんく, 2010.3

タイトル読み

センゴ ジドウ ブンガクシ ノ ミカイケツテン

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内容説明・目次

内容説明

誰も書かなかった、大きな決定的な問題—戦後児童文学と共産主義との関係を、広範な資料を遍く精査して論証。部落解放問題と社会主義についての30年にわたる論考の蓄積の上に、1953年、鳥越信、古田足日らの通称「少年文学宣言」以降の小川未明批判・攻撃が、どのような思想で、いかなる手段をもってなされたか。あたう限りの資料を駆使、時代背景を照射しつつ明らかにする。「ネバーランド」連載に未発表“夢”、“原理”、“境い目”以降の原稿を加え、詳細な註を付して1巻とした。絶筆。

目次

  • 序 小川未明否定・「少年文学宣言」、双方を否定する
  • 壱 怒れる若者・共産党員連合による日本児童文学者協会クーデター
  • 弐 鳥越信・共産主義児童文学史批判
  • 参 古田足日「さよなら未明批判」
  • 肆 古田足日・五九年戦後画期説の成立
  • 伍 菅忠道共産主義文学史・批判
  • 終章 古田童話史観の破綻

「BOOKデータベース」 より

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