通史の方法 : 岩波シリーズ日本近現代史批判

書誌事項

通史の方法 : 岩波シリーズ日本近現代史批判

宮地正人著

(歴史学叢書)

名著刊行会, 2010.5

タイトル読み

ツウシ ノ ホウホウ : イワナミ シリーズ ニホン キンゲンダイシ ヒハン

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内容説明・目次

内容説明

戦後65年になる今日、歴史学界のみならず広く国民的にも新しい通史が求められている。岩波の「シリーズ日本近現代史」第一巻から第九巻は、このような要望に答えるために企画・出版されたものである。しかし、明治維新史を中心に日本近現代史を専攻し、通史叙述にも強い関心を持って来た著者は、このシリーズ全巻を検証する。第一巻の「成熟した伝統社会論」、第二巻の「国民国家論」、第七巻の「総力戦体制論」などが批判的に取上げられるが、とりわけ明治維新論や福沢諭吉論などの批判的論述は詳細であり、その論拠と自説とが緻密かつ実証的に展開される。

目次

  • 序章 なぜ日本の近現代史を学ぶのだろうか
  • 第1章 真向から対立する二つの明治維新論
  • 第2章 民権運動をどのように位置づけるか
  • 第3章 帝国主義世界体制への参入と天皇制国家の確立
  • 第4章 軍部ファシズムと侵略戦争への道
  • 第5章 敗戦と戦後改革をどう見るのか
  • 終章 戦後という時代のとらえ方
  • 付論1 国民国家の論じ方によせて
  • 付論2 アジアと日本—世界史との関連性についての試論

「BOOKデータベース」 より

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詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BB02313529
  • ISBN
    • 9784839003425
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    viii, 317p
  • 大きさ
    20cm
  • 分類
  • 件名
  • 親書誌ID
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