戦時日中映画交渉史

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戦時日中映画交渉史

晏妮著

岩波書店, 2010.6

タイトル読み

センジ ニッチュウ エイガ コウショウシ

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注記

参考文献一覧: 巻末p5-11

内容説明・目次

内容説明

日中戦争期、日本と中国の映画は交錯し深い関係性を持っていた。当時、どんな大陸映画が作られていたのか、日本占領下の上海、華北では、日本映画がどう受容されていったのか。また中国においては、いかなる映画が製作され、日本に紹介されていったのか。本書は、川喜多長政、岩崎昶、筈見恒夫、辻久一、清水晶など日本側、『木蘭従軍』『萬世流芳』を製作した張善〓(こん)、卜万蒼、馬徐維邦、朱石麟など中国側双方の言説を縦横に読み解き、日中映画人総体の苦闘を跡づけ、日中両国での映画の連鎖と相互作用の全体像を解明した意欲作。日中双方の映画史に精通した著者による、日中映画史の空白を埋める本格的な実証研究である。

目次

  • 第1章 越境の始まり
  • 第2章 交錯するまなざし
  • 第3章 戦時文化政策への傾斜
  • 第4章 大陸映画の史的展開
  • 第5章 越境する大陸映画
  • 第6章 映画進出のジレンマ
  • 第7章 映画受容の多義性
  • 終章 戦後の展開

「BOOKデータベース」 より

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