国際政治思想 : 生存・秩序・正義
著者
書誌事項
国際政治思想 : 生存・秩序・正義
勁草書房, 2010.6
- タイトル別名
-
国際政治思想 : 生存秩序正義
- タイトル読み
-
コクサイ セイジ シソウ : セイゾン チツジョ セイギ
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内容説明・目次
内容説明
グローバリゼーションが進み、環境、格差、地域紛争などの問題群が噴出している。しかし、現状維持を志向する既存の国際政治学は、問題解決のビジョンをうまく示せていない。公正な国際秩序やグローバル・ガバナンスを構想するには、思想の力が必要である。本書では、「国際政治思想」の果たす役割を、英国学派、規範理論、ポストモダン思想などの成果を織り込みながら、明らかにしていく。
目次
- 序章 思想は国際政治とどうかかわるか
- 第1章 国家理性論の系譜としての現実主義
- 第2章 ユートピアの現実性—カント主義の展開とヨーロッパの平和実践
- 第3章 国際政治の道義的主体とは—コスモポリタン‐コミュニタリアン論争の行方
- 第4章 介入はいかなる正義にもとづきうるか—誤用と濫用を排するために
- 第5章 民主主義と武力行使—冷戦終焉後の展開とイラク戦争による「転回」
- 第6章 グローバルな社会正義の思想
- 第7章 戦争史という思想—国際関係における反実仮想の効用
「BOOKデータベース」 より