危機のなかの文学 : 今、なぜ、文学か?
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危機のなかの文学 : 今、なぜ、文学か?
水声社, 2010.6
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危機のなかの文学 : 今なぜ文学か
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キキ ノ ナカ ノ ブンガク : イマ ナゼ ブンガク カ
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その他の著者: 大鐘敦子, 沖田吉穗, 神田浩一, 北山研二, 佐々木滋子, 澤田肇, 立花史, 中山眞彦, 原田操, 宮本陽子, 横山安由美, 吉田裕
Description and Table of Contents
Description
政治、経済、社会、文化のあらゆる領域で激動する21世紀の世界において、文学は成立するのか?するとしたら、いかなるかたちで、何のために?危機のなかの文学を問う。
Table of Contents
- 1 「文学」という存在(文学は必要か?教養、祈り、悪;普遍のつくり方—中世文学と聖杯;近代の始まりにおいて文学はどのようにポジションを定めたか—『ガルガンチュア』『パンタグリュエル』『ドン・キホーテ』について)
- 2 文学は何をするのか(民主主義社会における文学—マラルメと第三共和制;非文学へと開かれる文学—ルーセル的文学あるいは写真的文学;現実と超現実のあわいに—『ナジャ』の「声」;文学にとって行動とは何か—マルローの『人間の条件』における行動;今日の日本における空間の輻輳と作家たち)
- 3 文学に現れる近代(崩壊する風景を前にして—バルザック『農民』における楽園の二重性;『サラムボー』にみる古代への眼差し;「危機の文学」としてのサロメ神話;文芸の中にある知—「批評詩」へ向けたマラルメの道筋;「たけくらべ」に見る子どもたちの近代)
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