小説の恋愛感触
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小説の恋愛感触
みすず書房, 2010.7
- タイトル読み
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ショウセツ ノ レンアイ カンショク
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注記
引用文献: p217
内容説明・目次
内容説明
小説が紋切り型の幸福を脱ぎすてて、物語からの夜逃げを企てたとき、剥き出しの「恋愛感触」が現れる。言葉が紡ぐ行き先のない快楽へと誘う、めくるめく批評体験。
目次
- はじめに—切ない背理
- 性器なき地平で—松浦理英子『ナチュラル・ウーマン』
- 裸の固有性—松浦理英子『親指Pの修業時代』
- わたしは犬になり、あなたはわたしになる—松浦理英子『犬身』
- 行き先のない快楽—多和田葉子『変身のためのオピウム』
- 視力の蜜度—星野智幸『目覚めよと人魚は歌う』
- 歪んだ文字—星野智幸『溶けた月のためのミロンガ』
- 恋愛を葬る—水村美苗『本格小説』
- ヒロインの死—夏目漱石『虞美人草』
- 視線と復讐—高木芙羽『フラワービジネス』茂田眞理子『スキンディープ』〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より