フランス宮廷のイタリア女性 : 「文化人」クリスティーヌ・ド・ピザン
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書誌事項
フランス宮廷のイタリア女性 : 「文化人」クリスティーヌ・ド・ピザン
知泉書館, 2010.6
- タイトル別名
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Un'italiana alla corte di Francia
フランス宮廷のイタリア女性 : 文化人クリスティーヌドピザン
- タイトル読み
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フランス キュウテイ ノ イタリア ジョセイ : ブンカジン クリスティーヌ ド ピザン
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注記
原タイトル: Un'italiana alla corte di Francia
作品年譜: 巻末p31-34
内容説明・目次
内容説明
クリスティーヌ・ド・ピザン(1365年‐1430年頃)は百年戦争、大教会分裂など時代の転換期にペンで身を立てた初の女流作家である。従来のクリスティーヌ評価が「女性の名誉と女性の権利との勇敢な弁護人」(ホイジンガ)というフェミニスト的イメージに偏りすぎるとして、著者は写本挿絵中のクリスティーヌの服飾に注目するなど、彼女の多様な活動の全体像に迫った。欧米では彼女への関心が高まっているが、わが国ではほとんど知られず研究もわずかである。本書はピザンへの格好の手引きとなろう。
目次
- あるイタリア女性の物語
- 運命と教育、あるいは教育を受ける運命
- 恋愛詩と宮廷趣味
- 「女性論争」
- 先駆者クリスティーヌ
- 青衣の婦人
- 写本挿絵という鏡のなかで
- 鋤と鏝をつかって
- 女子教育
- 衣裳と評判
- 教育のために
- 戦争と平和
- 注文主、受取人、そして読者
- クリスティーヌと同時代人
- クリスティーヌと後継者
「BOOKデータベース」 より