集団安全保障の本質
著者
書誌事項
集団安全保障の本質
東信堂, 2010.7
- タイトル別名
-
The essence of collective security
- タイトル読み
-
シュウダン アンゼン ホショウ ノ ホンシツ
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内容説明・目次
内容説明
「防止措置」による重層的ガヴァナンスの追究。国連憲章が内包する集団安全保障の中核は、もっぱら注目を集めている7章41条以下の「強制措置」ではなく、40条が標榜する「防止措置」にある。武力発動等大事に至った「強制措置」はすでに「失敗した防止措置」なのだ—安保理一辺倒を超えた国連総会の再評価と併せ、前身をなす連盟規約11条以来、多くの紛争処理にその有用性を発揮してきた「防祉措置」の見直しを通じ、重層的なグローバル・ガヴァナンスの構築を追究した力作。
目次
- 序章 集団安全保障と防止措置
- 第1章 国際連盟期における防止措置
- 第2章 国際連合発足当初の防止措置
- 第3章 国連総会による防止措置の実行
- 第4章 安全保障理事会によるPKFの実行
- 第5章 集団的介入と防止措置
- 第6章 国連総会の再評価
- 第7章 国連安保理の権限行使に対する司法審査の需要と供給—法の支配における司法審査の位置付けを探って
- 第8章 武力紛争防止法における「尊守責任(Responsibility to Protect)」概念の役割
- 第9章 安全保障の重層的ガヴァナンス
「BOOKデータベース」 より