昭和二十年夏、女たちの戦争
著者
書誌事項
昭和二十年夏、女たちの戦争
角川書店 , 角川グループパブリッシング (発売), 2010.7
- タイトル別名
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昭和二十年夏女たちの戦争
昭和20年夏、女たちの戦争
- タイトル読み
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ショウワ 20ネン ナツ、オンナ タチ ノ センソウ
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内容説明・目次
内容説明
わたしが一番きれいだったとき、わたしの国は戦争をしていた。『昭和二十年夏、僕は兵士だった』の著者が描く。10代、20代の女性たちの青春。
目次
- 実らないのよ、なにも。好きな男がいても、寝るわけにいかない。それがあのころの世の中。それが、戦争ってものなの。(近藤富枝)
- 空襲下の東京で、夜中に『源氏物語』を読んでいました。絹の寝間着を着て、鉄兜をかぶって。本当にあのころは、生活というものがちぐはぐでした。(吉沢久子)
- 終戦直後の満洲、ハルビン。ソ連軍の監視の下で、藤山寛美さんと慰問のお芝居をしました。上演前に『インターナショナル』を合唱して。(赤木春恵)
- はじめての就職は昭和二〇年春、疎開先の軽井沢。三笠ホテルにあった外務省の連絡事務所に、毎日、自転車をこいで通いました。(緒方貞子)
- 終戦翌年の春、青山墓地で、アメリカ兵から集団暴行を受けました。一四歳でした。母にだけは言ってはいけない。そう思いました。(吉武輝子)
- 薔薇のボタン—あとがきにかえて
「BOOKデータベース」 より