中国春画論序説
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中国春画論序説
(講談社学術文庫, [2007])
講談社, 2010.8
- タイトル読み
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チュウゴク シュンガロン ジョセツ
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注記
原本: 『肉麻図譜 : 中国春画論序説』 (作品社, 2001年)
参考文献: p339-351
内容説明・目次
内容説明
身体よりも象徴に、絵よりも文字に、性器よりも行為に、肉が麻する中国的感性は、独特の春画世界を創出した。屋外風の場所で、無表情がつ性差不明の男女が交合するのだ。老荘思想、房中術、煉丹術、園林術、纏足愛好、怪異趣味などが織りなす中国春画の不思議な文法とは?日本、インド、西欧の春画との縦横な比較で、中国的快楽の源泉を探る。
目次
- 序 『金瓶梅』はなぜ「肉麻(いやらしい)」か?
- 1 ホルトゥス・エロティカ—官能の庭(あけっぴろげ!;春画のなかの庭園;鞦韆のシンボリズム ほか)
- 2 非在の肉体—からだ抜きの行為(男の性的階層化;ファロスの政治学;春画におけるジェンダー ほか)
- 3 文字か絵画か—肉麻性のゆくえ(密室の擬近代;ポルノ文学の文体;匿名性と個 ほか)
「BOOKデータベース」 より