心をたがやす
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心をたがやす
(岩波現代文庫, 社会 ; 206)
岩波書店, 2010.8
- タイトル読み
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ココロ オ タガヤス
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注記
岩波書店(1994.5)刊の文庫化
文献: p249
内容説明・目次
内容説明
人間が生きていくうえでもっとも大切なこととは何か。居場所を失った老人たちの悩みとは…。東京の下町にクリニックを開き、長年、恵まれない老人や精神障害を抱える人たちの地域医療に取り組んできた硬骨の老精神科医が、自らの歩んできた軌跡を振り返り、鋭い社会批判をまじえつつ、「食べる」「住む」など人間のいのちの基礎にある行為を問い直す。
目次
- 前編 生きる場と出会い—私の「生」を中心に(居場所の喪失—街の崩壊の中で、あたりまえに生きる老人たちの強さ—山村の崩壊の中で;心を育てる場としての家族;私にとって学校とは;そして戦争;戦後—医師への出発;精神科医への道—医師、看護師、患者との出会い)
- 後編 いのちの基礎にあるもの(食べる—飢えから食の文化へ;飲む—いのちの源;住む—人間到るところ青山あり;眠る—いっときの死を求めて;排泄する—糞尿をこやしとする思想;家事—暮しの重み;働く;遊ぶ—はじめに遊びありき;産む、育てる、教える、病む、ともに生きる—かぎりなき人々との出会い;生き、老い、ときに呆け、死ぬ—そして祈り)
「BOOKデータベース」 より