書誌事項

日本的想像力の未来 : クール・ジャパノロジーの可能性

東浩紀編

(NHKブックス, 1163)

日本放送出版協会, 2010.8

タイトル別名

日本的想像力の未来 : クールジャパノロジーの可能性

タイトル読み

ニホンテキ ソウゾウリョク ノ ミライ : クール ジャパノロジー ノ カノウセイ

注記

V「日本的未成熟をめぐって」のその他の討論参加者: 黒沢清, 宮台真司, 村上隆

XI「もう一つの日本学」のその他の討論参加者: ジョナサン・エイブル, ヘザー・ボーウェン=ストライク, シュテフィ・リヒター, 宮台真司, 毛利嘉孝

XI「もう一つの日本学」は当日参加の大塚英志の発言を削除して再構成したもの(大塚英志の書籍版への参加固辞のため)

内容: はじめに(東浩紀), 第1部: 日本的未成熟の力(I「「日本的未成熟」の系譜」-V「日本的未成熟をめぐって」), 第2部: クール・ジャパノロジーの条件(VI「クール・ジャパノロジーの不可能性と可能性」-XI「もう一つの日本学」), 総括: ポップカルチャー言説の「視差」から考える, 執筆者紹介

国際シンポジウム「クール・ジャパノロジーの可能性」(東京工業大学世界文明センター主催,2010年3月5日-6日)

収録内容
  • 「日本的未成熟」の系譜 / キース・ヴィンセント [執筆] ; 武藤芳治訳
  • アート界における"クール・ジャパン"の戦略的プロデュース法 : Mr.の場合 / 村上隆 [執筆]
  • 日本映画と未成熟 / 黒沢清 [執筆]
  • 「かわいい」の本質 : 成熟しないまま性に乗り出すことの肯定 / 宮台真司 [執筆]
  • 日本的未成熟をめぐって : 討議 / キース・ヴィンセント [ほか述] ; 東浩紀司会
  • クール・ジャパノロジーの不可能性と可能性 / ジョナサン・エイブル [執筆]
  • プロレタリア文学のクールさの可能性 / ヘザー・ボーウェン=ストライク [執筆]
  • ヨーロッパにおける「クール・ジャパノロジー」の兆し / シュテフィ・リヒター [執筆]
  • 一九九二年以降の日本サブカルチャー史における意味論の変遷 / 宮台真司 [執筆]
  • トランスナショナルな「理論」の構築に向けて : 日本研究と文化研究 / 毛利嘉孝 [執筆]
  • もう一つの日本学 : 批評、社会学、文化研究 / 東浩紀 [ほか述] ; クッキ・チュー司会
  • ポップカルチャー言説の「視差」から考える : 総括 / 河野至恩 [執筆]
内容説明・目次

内容説明

マンガ・アニメ・ゲーム・映画・アート…今や日本のポップカルチャーは世界中に浸透している。この「クール・ジャパン」現象が映し出すものは何か。日本を代表する論客、世界的に注目を集めるクリエーター、第一線で活躍する海外の日本学者をむかえて、戦後から今日に至る日本文化への眼差しを多角的に検討し、ときに「未成熟」とされる日本的想像力の核心へと迫る。「日本文化」のイメージを刷新する、新たな日本学のはじまりがここに。

目次

  • 第1部 日本的未成熟の力(「日本的未成熟」の系譜;アート界における“クール・ジャパン”の戦略的プロデュース法—Mr.の場合;日本映画と未成熟;「かわいい」の本質—成熟しないまま性に乗り出すことの肯定;討議 日本的未成熟をめぐって)
  • 第2部 クール・ジャパノロジーの条件(クール・ジャパノロジーの不可能性と可能性;プロレタリア文学のクールさの可能性;ヨーロッパにおける「クール・ジャパノロジー」の兆し;一九九二年以降の日本のサブカルチャー史における意味論の変遷;トランスナショナルな「理論」の構築に向けて—日本研究と文化研究;討議 もう一つの日本学・批評、社会学、文化研究)
  • 総括 ポップカルチャー言説の「視差」から考える

「BOOKデータベース」 より

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詳細情報
  • NII書誌ID(NCID)
    BB03014909
  • ISBN
    • 9784140911631
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    281p
  • 大きさ
    19cm
  • 分類
  • 件名
  • 親書誌ID
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