朱鷺の墓
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朱鷺の墓
(角川文庫, 16396-16397)
角川書店 , 角川グループパブリッシング (発売), 2010.8
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- タイトル読み
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トキ ノ ハカ
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注記
新潮文庫1982年刊 を底本としたもの
内容説明・目次
- 巻冊次
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上 ISBN 9784041294437
内容説明
金沢、東の花街。五歳で杉乃家の養女となった芸妓・染乃は、界隈きっての器量よしと評判だった。時は明治38年、日露戦争の終結が噂されるなか、ロシア兵捕虜が金沢駅に降り立った。折しも染乃は兼六園で、捕虜イワーノフに窮地を救われる。蔑視に耐え愛を育み、夫婦となった二人だが、ロシアに渡る決心をした矢先、染乃がかどわかされ引き裂かれた。染乃は一人、大陸に夫を捜す旅に出る。過酷な宿命から愛への脱出、感動のロマン巨編。
- 巻冊次
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下 ISBN 9784041294444
内容説明
再会した夫イワーノフは、収容所で腕を失い、ロシア革命に心を奪われていた。過酷な日々に翻弄されながらも染乃は貧しさに耐え、大陸を流離い、パリへと渡った。こみ上げる望郷の念、混迷する革命運動。再び出逢いの地・金沢に戻った二人だったが、ここにも戦争と国家の罠が。染乃は夫を守り抜くため、誇りを持って生き抜くため、命を賭した取引に挑んだ—。一つの時代を駆け抜けた、強靱な愛。一人の女の流転する運命を、壮大なスケールで描く。
「BOOKデータベース」 より