国語科教科内容の系統性はなぜ100年間解明できなかったのか : 新学習指導要領の検証と提案

書誌事項

国語科教科内容の系統性はなぜ100年間解明できなかったのか : 新学習指導要領の検証と提案

科学的『読み』の授業研究会編

(国語授業の改革 / 科学的「読み」の授業研究会編, 10)

学文社, 2010.8

タイトル別名

国語科教科内容の系統性はなぜ100年間解明できなかったのか : 新学習指導要領の検証と提案

タイトル読み

コクゴカ キョウカ ナイヨウ ノ ケイトウセイ ワ ナゼ 100ネンカン カイメイ デキナカッタ ノカ : シン ガクシュウ シドウ ヨウリョウ ノ ケンショウ ト テイアン

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内容説明・目次

内容説明

国語という教科が成立したのは、1900年のことである。それ以来、国語科の「教科内容の系統性」は曖昧なまま放置され続けてきた。そのことは、日本で最も影響力のある教科内容「学習指導要領・国語」にわかりやすいかたちで顕在化している。なぜ、小学校3・4年生で「登場人物の性格や気持の変化」を学び、5・6年生で「登場人物の相互関係」を学び、中学校3年生で「登場人物の設定」について学ぶのか。この順序にどんな必然性があるのか?「構造」「形象」「レトリック」「論理」「吟味」のキーワードを核としながら、「教科内容の系統化」について大胆な試案作成を試みる。

目次

  • 1 国語科の教科内容の「系統性」を解明する(問題提起;物語・小説の系統性 ほか)
  • 2 「系統性」を重視した新しい国語の授業づくり(詩の技法を生かした授業—「比喩」「反復」をどう読むか;新聞記事を読む力を育てるNIEの授業—京北オリンピック・聖火リレーの記事を読み解く ほか)
  • 3 小学校・古典「竹取物語」の1時間の全授業記録とその徹底分析(『竹取物語』(冒頭)—かぐや姫の発見—の1時間の全授業記録;授業へのコメント(似た言葉の違いを考えることの大切さ;小学5年生の古文の授業方法「何でだろう」と謎解きをするように古文を読ませる) ほか)
  • 4 国語科教育の改革—教科内容の「系統性」に関する提言(言語思考力育成系統化の一考察—『モアイは語る』を例に推論(対比と類比)の方法;「系統性」の複雑性をめぐるメモ ほか)
  • 5 国語の教科内容の「系統性」を考えるための読書案内—私が勧めるこの一冊(『“解釈”と“分析”の統合をめざす文学教育』(鶴田清司著);『西郷竹彦文芸・教育全集3 国語科の全体像』 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BB03317194
  • ISBN
    • 9784762021053
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    187p
  • 大きさ
    21cm
  • 分類
  • 件名
  • 親書誌ID
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